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毎年6月8日は世界海洋デーです。1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議において、国際社会が直面している海洋に関する課題について世界的な認識を高めるため、カナダの提案をきっかけに世界海洋デーを設けることになりました。当初は非公式のものでしたが、その後、2008年12月5日の国連総会で、翌年の2009年から世界海洋デーを毎年6月8日とすることが正式に決定されています。
世界の海は国際的には大きく5つの海洋に分けら、最大なものは太平洋です。広大な面積と豊かな海洋資源を誇ります。大西洋は歴史的にも重要な航路です。気候や経済に大きな影響を与えています。インド洋はモンスーンの影響を強く受け、古くから交易路として発展しました。南極大陸を囲む南極海は独特の生態系をもち、地球の気候システムにも重要です。北極圏の北極海は、近年の温暖化によって氷が減少し、航路や資源開発の可能性が注目されています。
上記の5大洋を含め、地球上の面積の約7割を占める海には海洋資源や生態系が存在し、人間がその恩恵を受けて暮らしていることは、あらためて触れるまでもありません。しかし近年、気候変動や違法・過剰な漁業などによって、海洋のバランスが崩れつつあります。世界海洋デーは、海を讚え、その恵みに感謝をする日です。2009年6月8日、国連は世界海洋デー第1回式典のテーマを「私たちの海、私たちの責任」とし、いくつかの催しを開催しました。日本からは、産業技術総合研究所と海上保安庁が作成した、海底のダイナミックな地形のあり様を示す三次元海底地形図が国連本部に展示されています。
次に、世界海洋デーと、2015年9月に193カ国が賛同して決定した国際目標であるSDGsとの関係性をみると、世界海洋デーをきっかけに海洋環境や生態系について考え、行動に移す人が増えれば、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」の達成につながることが期待できるでしょう。目標14はキャッチコピーの通り、海に関する内容となっており、あらゆる海洋汚染の防止と大幅削減、海洋や沿岸に暮らす生態系の保全と持続的管理、海洋酸性化の最小化、水産資源を持続可能な生産量のレベルまで回復させる、海洋や沿岸を最低でも10%保全する、などがあげられています。海洋環境や生態系の大切さ、保全する方法などについて考える世界海洋デーが広まることによって、行動を起こす人が増え、結果的に目標14の達成に近づくに違いありません。
今年も海や世界海洋デーのテーマに沿ったイベントが世界各国で開催されます。多くの人が海に関心をもったり、行動に移したりするきっかけとなるでしょう。ひとりひとりが現状や課題を把握し、無理のない範囲で取り組むことによって、海洋環境の保全や海洋資源の回復につながります。それは陸上の不動産を取り扱う弊社であっても同様です。