2022.08.22社長ブログ

インフレ花火

TVで京都五山「大文字の送り火」が放映されて、お盆が過ぎると、また甲子園も決勝戦が始まる頃になると、何だか今まで効かなかったクーラーが効き出します。小学生の頃は、夏休みも残り少なく、少し淋しくなって、そして夏休みの宿題に焦り始める頃でもありました。

いつの頃からか終わり行く夏を「淋しい」どころか「やれやれ」と、残暑は残るものの、どこか「ほっ」とする気分となります。

20日(土)朝にテラスに出て見れば、小振りの花かと思ったヒマワリがそこそこの中輪の花に急成長したのか、咲いています。どこからやって来たのでしょうか、そこには1匹の蜂がやって来て、花に出入りを繰り返しています。

きっと巣にでも、帰ったら仲間を集めて再度やってくるのでしょう。

空はどんより曇り空です。なんだか雨も降りそうな雰囲気です。

しかし、天気予報では曇りとは言っていますが、雨になるとは言っていませんでしたので期待大です。そうなんです、今夜は3年振りに神宮外苑の花火大会が催されるのです。

有料席6万7,000人分は既に18日迄に完売とのことでした。時季的には盛夏の8月初旬に行われたらもっと良かったかもしれません。

ヒマワリも同じで、来年は2週間ほど、盛夏に合わせて咲くように、種蒔きを早めようかと思いました。

屋上では今夜の花火大会に合わせて、こちらも観覧場の設営に音響効果も入れようと励んでいます。あとは雨が降らないことを祈るばかりです。

それまでに用事を済まそうと、外を出歩いていると、時たまポッリ、ポッリと傘をさす程ではなくとも雨を感じます。大丈夫かな?

そんな心配の中、夜の7:30頃から打ち上げられた花火ですが、空からまたポッリポッリと、そのうち傘がほしい程に降り出しました。

でも強行です。空には新聞社のヘリコプターも旋回しています。

雨中の花火となりましたが、それでも外苑の内外では観客の皆さん、夏の風物詩に満足したと思います。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

さて、前夜の花火大会も伝えていた、昨日の日経は、トップで「インフレ税」について掲載していました。

「税」と云ってもインフレになればお金の価値が下がることで、政府の借金の返済負担が実質的に軽くなることから、政府が国民の自覚なしに財産を没収することから、そのように言われています。即ち、民間から見れば家計がマイナスとなり、その分の購買力が民間から政府に移転する形になるものですから、「税」と同じ効果となるため「税」の文字が当てられているようです。

今のところ日本は欧米に比して湿った花火のような低インフレで「インフレ税」の規模も小さく、あまり皆さん意識してもいないようです。しかし高インフレの米国政府は、通貨の価値低下により、政府債務が相当に目減りしているようです。

米欧のインフレ率は非常に高く、盛夏の青空に打ち上がる大輪のインフレ花火のような勢いで、この2年で合計4.5兆ドル(約600兆円)に達したと言われています。ですから政府財政には大きなメリットとなりましたが、この過度なインフレを抑えられなければ、国民の購買力に痛みを与えてしまい、経済が委縮してしまいます。

第二次世界大戦後も各国で、同様のことがあったと言われています。その時は復興需要で経済再生が行われ、成長がインフレ税に勝ったことで、インフレを吸収しても、なお余りがあったので、克服できたようです。今回のインフレで米国の場合などは国の債務残高が3.2兆ドル(約430兆円)下がったと言われています。

一方、戦後の日本も同様のことが起き、インフレ退治のための「新円切替」に合わせるかのように始まった高度成長のおかげで、日本政府財政も当時は大いに改善され、国の債務は戦前の半分以下になったようです。

しかし、今回のインフレでは日本の場合、インフレ税による債務圧縮は小さく、湿気った花火のようで、物価上昇は2%程度にとどまり、政府債務も米欧合計の約1/20未満の30兆円以下で、債務圧縮はそれ程の効果を上げたようには思えませんね。

そのうち、本当に皆さんがインフレによる預貯金の目減りを感じた時、当社のお金第3の置場i-Bondが注目されるようになるかもしれません。

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