2026.09.07社員ブログ

食糧備蓄・・・・

 本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 本日は二十四節気の白露。露が降り、白く輝くようにみえる頃になりました。夜の気温が下がって空気中の水蒸気が冷やされると、水滴になって葉や草花につくようになります。それが露(朝露)です。日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は冷えるようになり、朝露が降りるはじめる時期になっています。二十四節気では、白露の前は、暑さがおさまる頃という意味の処暑、白露の次は、昼夜の長さがほぼ同じになって秋の夜長に向かう秋分です。江戸時代の暦の解説書である暦便覧には、「陰気やうやく重りて、露凝りて白色となれば也」と記されており、白露の由来が推測できます。また、日本文化にも深く関わっている中国伝来の五行思想(万物は火、水、木、金、土の5種類の元素からなる。)では、秋は白とされ、秋の別名は白秋です。ちなみに、多くの名作を残した詩人の北原白秋が活躍した時代は、白露時代と呼ばれています。

 その北原白秋ですが、福岡県柳川市にある白秋記念館によると、北原白秋が作詞を手がけた校歌は全国の大学、高校、中学校、小学校に及んでいるそうです。そしてその大半の作曲者は山田耕筰だったとか。昭和初期は大学などで校歌を持することが一種のステータスになるという機運が高まりました。国策企業の八幡製鐵所などの社歌も手がけた両名なら、学校側も心配なく頼むことができたのでしょう。

 子どもたちは夏休みが終わり、始業式には校庭でしばらくぶりに校歌を歌ったのかもしれません。そして校庭というと、いまではほとんどみかけることはないのですが、母校の二宮尊徳(通称:金次郎)像を思い出す方もいらっしゃるでしょう。勤勉、倹約、道徳の象徴として語られることが多い尊徳ですが、それらに加え、食糧備蓄を国家の第一義と考えた思想家でもあり、数々の農政改革を実行していきました。尊徳がよりどころとしていたのは、中国古典である礼記(らいき)の王制篇に記された次の文章です。

 国无九年之蓄曰不足

 无六年之蓄曰急

 无三年之蓄曰国非其国也

 「国に9年分の食糧備蓄がなければ不足している状態であり、6年分の備蓄がなければ危機である。3年分なければ国とはいえない。」

 現在、農業・食料システムはエネルギーの6~8割を化石燃料に依存しているといわれており、範囲を農地の生産現場だけに絞っても、過半は化石燃料由来とされています。石油などのエネルギーがなければ、現代社会では食料の半分も生産することはできません。尊徳は、いつかやってくる危機に際し、平時からの備蓄の大切さを訴え続けていました。現代に生きる人々は食料を市場や流通に委ねることに慣れ過ぎています。二百年前の尊徳の思想は、いまなお色あせていないといえるでしょう。

 さて、弊社は生活の3大要素である衣食住のうち、住の一端を担っています。これからも居住者の皆様に安心・安全で快適な生活空間を提供できるよう、良質な物件の所有・管理に尽力して参ります。

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