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今週21日は二十四節気の小満です。本格的な夏のおとずれを前に、日差しが日に日に力強さを増し、草木の緑がいっそう深く、鮮やかになってくる季節となりました。小さく満ちる、と書く通り、まだ完全な状態にはなっていないことを意味しています。風にのって新緑の香りが届く、気持ちのよいこの時期には、自然の変化を観察する旅に出かけてみてもよろしいのではないでしょうか。
歴史を遡りますと、ちょうど56年前(1970年5月18日)、全国新幹線鉄道整備法が公布(施行は同年6月18日)されています。1964年10月1日に開業した東海道新幹線は予想を上回る利用実績をあげ、利便性、高速性、安全性が国民に広く支持されるようになりました。これを受けて政府は、新幹線の建設・整備を全国に広げることで経済効果への波及を目論み、この法律の制定に至っています。1996年7月26日には、東海道新幹線の米原駅と京都駅の区間で、超電導リニアを除いて国内最速となる時速443kmを記録しました。
現在、運輸業では、これからも就業者の高齢化や若年者の入職の減少が見込まれ、中長期的な担い手の確保・育成が喫緊の課題となっています。担い手不足によるサービスの供給制約に対し、労働者の処遇改善や担い手候補の拡大による労働環境の改善、より少ない人員でサービス供給を可能な限り維持するための新技術の利活用による省人化・省力化の推進、また、供給方法の見直し、需要者側からの協力といった取り組みが、今後、加速していくでしょう。ここでは、JR九州による自動運転の事例を紹介します。
人口減少、将来の担い手不足のなかでも、鉄道のネットワークを維持するという課題を解決するため、JR九州では、大きなインフラ投資を伴わず、安全を確保してドライバーレス運転の実現を目指し、2017年から、操縦免許を保有しない車掌の乗務が可能となる自動運転技術の開発をすすめてきました。一昨年3月、同社の香椎線(かしいせん)において、国内で初めて、踏切があり、ホームドアがない営業路線での自動運転を開始しています。香椎線の自動運転では、駅間の速度調整はすべて自動で実施され、操縦免許を保有しない乗務員は、走行開始要求の操作、ドア開閉を実施するほか、自動運転中、異常を認めたときには、緊急停止ボタンを押すことにより、列車を速やかに安全停止させることが可能です。この乗務員は、車掌経験者に追加で研修をおこない、実務認定試験を合格することで、自動運転列車に乗務できます。通常、車掌から列車運転士への養成期間は約9カ月ですが、自動運転のみの場合、約2カ月となります。一般的に、運転士は信号や計器を適宜確認しながら、もし異常を認めた場合には被害軽減に最善を尽くし、駅の所定停止位置にスムーズに停止操作をおこなうことが求められるなど、長期間の学科研修、操縦操作をはじめとした習熟訓練が必要です。自動運転の場合には、操縦操作の習熟訓練を要さない一方で、単独乗務となるほか、列車乗務に必要な知識や技能習得のため、学科講習や技能講習のなかでは、緊急停止操作や異常時対応の訓練を実施します。また、従来通り車掌として乗務することもできるので、香椎線では自動運転列車の乗務員として、別の路線では車掌として乗務するといった人材の有効活用が可能となり、担い手不足の解消につながることが期待されています。
さて、不動産業界でも人手不足が深刻化していることはいうまでもありません。弊社でも業務内容の見直しや労働環境の改善を通して、業界の活性化に努めて参ります。