2021.01.25社員ブログ

社会人になった後も

本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

勤め人には嬉しいものではありませんが、本日1月25日は「左遷の日」だとか。延喜元年1月25日(901年2月16日)、大宰府に左遷されることになった菅原道真が京を出発したことに因んでいるそうです。その菅原道真も、今や学問の神様として親しまれており、現在、受験シーズンの真只中。受験生ご本人はもとより、そのご家族の皆様も、どうぞ万全の態勢で受験当日をお迎え下さい。

教育は子どもたちの人格の完成を目指すものであり、将来にわたって幸福な生活を営んでいくうえで不可欠なもののひとつです。また、将来、社会を担っていく人材を育てていくという側面もあり、教育の重要性はどのような時代にあっても変わることはありません。特に昨今では、グローバル化や知識基盤社会の到来、少子高齢化の進展など、社会が急速な変化を遂げており、その重要性は高まるばかりです。子どもたちへの教育を一層充実させていけるよう、行政でも様々な施策を実施しています。

急激な社会的変化がすすむなか、子どもたちには、予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を確実に習得していくことが求められており、それに対応できるよう、学校教育も変化していかなければなりません。ただ、日本の学校教育の現状に目を向けてみると、子どもたちの知・徳・体を一体で育む日本型の学校教育はある程度の成果をあげてきているものの、近年では語彙力や読解力の不足も指摘されています。また、高等学校の多様化に合わせ、大学や産業界との連携の下で様々な教育が展開される一方、高校生の学習時間の減少や 学習意欲の希薄化といった課題も散見されます。

実際に教育をおこなう教師の状況に目を転じてみると、質の高い学校教育は高い意欲や能力をもった教師の努力によって支えられていますが、長時間勤務の実態や採用選考試験の競争率の減少は深刻であり、学校教育の更なる充実・発展のためにも、職場における働き方改革をすすめ、教職の魅力を高めていく施策が必要です。また、学校のICT環境は脆弱であり、地域間格差も大きいなど危機的な状況となっていることは間違いなく、学校における先端技術の効果的な活用に向け、ICT環境の整備をすすめていかなければなりません。更に、Society5.0(狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会)の教師には、子どもたちの学びの変化に応じた資質・能力が求められ、多様性があり、変化にも柔軟に対応できる教師集団の形成やチームとしての学校運営の推進が不可欠です。こうした状況に加え、人口減少や少子高齢化の進展による生徒数の減少に伴う教育環境の変化にも十分に対応していかなければならないでしょう。

さて、社会の変化が激しくなるこれからの時代においては、学校を卒業して社会人になった後も、学びを重ね、新たな知識、技能、教養を身につけていくことが求められています。出産や子育てといった女性のライフステージに対応した活躍支援や、若者の活躍促進の観点からも、社会人の学び直しは必要です。建物内に生涯学習センターや図書館が設置されている賃貸マンションもあり、弊社でもいつか、そういった物件を所有する場面がやってくるかもしれません。

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