2020.07.27社長ブログ

まだ大丈夫

☁/☂ マークのTV天気予報を見て、一昨日のこと、「今は降っていないし、まだ大丈夫だろう」と思い、連休の気軽さからいつもより遠出の散歩を思いつきました。忙中閑ありとなったこの休みには、どこか日帰りで房総の海にでも行こうと考えていたのですが、東京のコロナ感染者数の多さと、交通情報をネットで見れば高速道路も20Kmほどの渋滞とのこと。

さっさと諦めて、ミネラルウォーター必帯で、小さめのリュックを背負ってお出掛けです。

少し歩き出せば、もうマスクが邪魔になります。人も少ない裏道ではマスクは左胸のポケットの中に収め、また表通りではマスクをします。皆がいるところでマスクをしないと肩身が狭い思いをするから不思議です。

そうこうして歩いているうちに道を一本入ると、突然のようにあたりが暗くなるほど木々が枝葉を広げてしげっている場所に入り込みます。ここはマスクなしで深呼吸ができそうなので、深く息を吸えば少し湿気を含んだ木々の息づかいも、同調してくれているようです。

さらに歩くと戸山公園(箱根山地区)案内図が現れ、この通称箱根山が東京23区で一番高い標高44.6mであることが表示されています。

この鬱蒼とした地区を抜け表通りに出ようとしたとき、マスクが胸のポケットにも、どこにもないことに気づき、振り向き見れば、蛇行している歩道上には白いものは何一つ見えません。よく道端に落ちているマスクがあるのですが、こんなところに捨てるなんてと心の中で非難していましたが、こんな場合もあるのかと、妙にかばう気持ちになりました。

戻ろうと思えば腕に頭にと小粒の雨を感じます。それではとマスクを諦め、先を急ぎ表通りへ出ればまもなくコンビニマークが目に飛び込んできます。これは助かったとマスクは買いましたが、ビニール傘は幸い雨もなんとか降らずにいてくれそうなので、まだ大丈夫だろうと思い、買わずに先を急ぎます。

下から見上げると朱塗りの門があり、階段を昇れば、上は平らかで立派なお社が正面にあります。社殿でお詣りをすれば外はまたしても小粒の雨がポツリ、ポツリと。

まだなんとか大丈夫だろうと通りに出て、心なしか早歩きとなって坂を登り始めれば、すぐ左側に漱石誕生之地があり、ここは夏目坂、急坂で登り切ると汗が吹き出してきます。

さらに歩けば、当分大丈夫だろうと思った空から今度は大粒の雨が落ちてきました。さらに早足になって、広い交差点に出ると、そこは牛込柳町。もうこの頃には紺色のシャツは汗なのか雨なのか、色が濃くなって、グッショリと濡れています。

家までこの雨の中、歩くにはちょっと辛い。自然に手を振ってタクシーを止めています。車で10分ほどで到着です。早く着替えないと風邪をひきそうです。結局は大丈夫じゃなかったんだ。と、悔やんでも、梅雨空は何も答えてくれません。

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本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。

これだけ、コロナ感染者が増えてくると、この連休の1、2週間後はどうなるのか、また、経済への影響は今後どうなっていくのか、本当に心配になってきました。

コロナショックによる経済への先行きが、全くと云っていい程読めない中、誰もが自分のお金を守らなければと思い始めるようになってきました。

確かに今は「守りのスタンス」に徹するべき時だと考えます。堅調に見える株価ですが、少し陰りも見え隠れしています。「今こそ投資」とばかり、証券口座を開く人もいらっしゃるかと思いますが、この株価を「過剰な流動性供給と実質0金利化の組み合わせから生じたあだ花」と大手証券会社のストラテジストも自ら云っています。

もしかすると「まだはもうなり」と云うことかもしれません。

コロナによる景気の下振れを支えるため、世界各国は今迄にない金融緩和と財政出動を組み合わせて自国債を大量に買い上げ、市場への資金供給を大量に行いました。よって世界の実質金利(名目金利から物価変動を除いたもの)は低下し、即ち預貯金の実質的な価値が薄まって(低下して)いることになります。

例えれば金融機関にお金を預けて利息が増えるペースよりも、物価の上昇の方が速くなり預金者に不利になる状況になりつつあると云うことです。

しかしながら、過剰流動性を帯びたマネーは株式や不動産に流れ込むも、通貨下落による混乱、はたまたコロナによる混乱を懸念し、「まだ大丈夫」は本当かなと投資家は疑心にとらわれるようになってきたようです。

ですから、特定の国のリスクに紐付いていない「無国籍通貨」とも云われる金が高値にも拘わらず、資金が向かう先になっているのだと思います。

コロナの今後の状況次第ではありますが、大雨になる前に避難所に入るか、タクシーを早めに停めて、自宅に帰る時かと思います。「まだ大丈夫」は梅雨時の空同様です。

ただ自宅の箪笥預金には金利がつかず、手許の安心感はあるものの、物価上昇には耐えられず、価値は低下します。

すると、やはり自宅から出て、物価上昇率にも耐える避難所(お金第3の置場i-Bond)を探すことになるのかもしれません。梅雨時はいつ降り出すか分かりません。早目の避難を……

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本日のボンドランチ

揃っての昼食はまだダメでしょう。(自分の部屋で)

久し振りのリアルな取締役会 於

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