2026.02.24社員ブログ

気候変動・・・・

 本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 昨日は七十二候(二十四節気の各節気を更に3つに分けたもの)の霞始靆(かすみはじめてたなびく)。霞は春の季語です。冬の乾いた空気に比べると、大気中に細かい水滴や塵が増え、遠くの景色がぼんやりとかすんでみえるようになります。また、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている状態が「靆、たなびく」です。

 春なれや 名もなき山の 薄霞(松尾芭蕉)

 この句は、芭蕉が故郷の伊賀(三重県)から大和(奈良県)へ向かう途中で詠んだとされています。万物に季節は巡り、たとえ名前のつかないような山であっても、分け隔てなく彩られることを強調した句なのかもしれません。冬の寒さが終わり、春の温かさが感じられる季節になろうとしています。霞のかかった幻想的な風景は、人々の心を癒し、春の到来を実感させてくれるものです。

 さて、昨年11月10日から21日にかけて、ブラジル・ベレンでCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議) が開催されました。パリ協定では、各国が自主的に設定する温室効果ガス排出削減目標(NDC)を5年ごとに更新し、前回よりも高い水準の目標を掲げることが義務づけられています。昨年2月が新たなNDCの提出期限であった日本は、2035年度および2040年度において、温室効果ガスを2013年度比でそれぞれ60%、73%削減することを目指す新たなNDCを決定しました。今回のCOP30では、各国の進捗を踏まえ、1.5℃目標達成に向けた具体的な実施策の議論がなされています。

 また、COP30を前に昨年10月14日に開かれた事前会合では、ブラジル・インド・イタリア・日本の4カ国が、2035年までに持続可能な燃料の生産・消費を2024年比で4倍に拡大することを共同で誓約しました。これはバイオ燃料、水素、合成燃料などの生産拡大を目指すもので、航空、海運、セメント、鉄鋼など脱炭素化が難しい産業分野における化石燃料の代替が期待されています。この目標は国際エネルギー機関(IEA)の報告書『持続可能燃料の実現』に基づくものです。COP28で合意された、化石燃料からの移行を具体化する取り組みにも位置づけられています。

 日本は3年連続で、観測史上、最も暑い夏を更新しました。気候変動の影響を身近に感じる機会も増え、いまや誰にとっても他人事ではありません。世界の平均気温は上昇傾向にあり、1970年以降、過去2000年間のどの50年間よりも、気温上昇は加速しています。2023年7月、国連のグテーレス事務総長が、地球温暖化の時代は終わって地球沸騰の時代が到来した、と表明したことは記憶に新しいところです。世界の平均気温の上昇は、日本も含め、極端な高温、海洋熱波、大雨の頻度と強度の増加を更に拡大させ、それに伴って、洪水、干ばつ、暴風雨による被害が激甚化することが懸念されています。人類が深刻な環境危機に直面していることを疑う余地はありません。弊社で対応できることは限られているものの、地球環境の改善に向け、行動を続けて参ります。

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