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半月ほど前に大学入学共通テストは終わっておりますが、まだまだ受験シーズンの最中です。皆様のなかには、もう何十年も前に受験は終わっているにもかかわらず、いまだにその夢をみる方もいらっしゃるかもしれません。それは合格したときの嬉しい夢でしょうか、あるいは逆に、合格発表時に自分の受験番号がなくて掲示板が歪んでみえた夢、親に結果を報告しようと公衆電話の受話器をとったものの、ダイヤルを回すことを躊躇した夢でしょうか。いま、皆様のご家庭にも受験生がいらっしゃるかもしれません。あまり無理をして体調を崩してしまうと、試験当日に実力を発揮できない、試験を受けることができない可能性もあります。受験生がベストコンディションで試験に臨めるよう、どうか見守ってあげて下さい。
受験シーズンには、天満宮や天神様へ合格祈願のお参りをする受験生の姿が散見されます。弊社の近くでは湯島天神などが有名ですが、学問の神様である菅原道真が祀られている、福岡県の太宰府天満宮まで足を運ぶ受験生も少なくないでしょう。菅原道真は幼い頃から神童と称され、最年少ともいえる年齢で文章生になりました。文章生とは、定員数の決められた中央官吏の養成学校に通うエリートになります。菅原道真はその後も勉学に励み、方略式という難関試験(合格者は230年間で65名)に26歳で合格し、33歳のとき、学問の最高位である文章博士になりました。
菅原道真が受けたときの方略式の問題数はわずか2問です。そのうちのひとつが地震でした。前年に現在の宮城県で大津波、そのまた前年には京都でマグニチュード7以上の大地震があり、時事問題として出題されたようです。菅原道真は儒教、道教、仏教を駆使して論じましたが、いくら地震について深く考察してたところで、当時は地震の存在や原因についてよくわかっていなかったため、回答には苦戦したに違いありません。
早いもので、一昨年1月1日の能登半島地震から2年以上が経過しています。石川県能登地方を中心として、多くの人命や家屋、ライフラインへの甚大な被害をもたらすとともに、被害は新潟県、富山県など広い範囲に及びました。現在も多くの被災者の方々が不自由な生活を強いられています。昨年8月1日、石川県の「令和6年能登半島地震対策検証委員会」は、発災後概ね3カ月間において県がおこなった初動対応業務を検証した報告書を公表しました。必要な初動対応(4つ)、組織体制(2つ)、県民意識(1つ)について合計7つのポイントを掲げ、検証を総括しています。具体的には、順番に、①被災者支援、②1.5次・2次(広域避難)対応、③災害広報・情報発信、④デジタル技術の活用、⑤県組織の災害対応体制、⑥県の受援・応援体制、⑦県民の防災意識、自助・共助意識の醸成(事前防災)となります。
政府も来年度には、国難級の大規模災害に備え、国民の命と暮らしを守り抜くことを目的として防災庁を設置する見込みです。日本の防災全体を俯瞰的に捉え、産官学民のあらゆる力を結集し、中長期的視点から日本にふさわしい防災の在り方を構想するとともに、徹底した事前防災と、発災時から復旧・復興までの一貫した災害対応の司令塔を担う組織としていきます。当然ながら、弊社におきましても、防災は重要な課題として対応していくことはいうまでもありません。