すでに、10月になったのに、今年はどうしたことでしょうか。朝夕の気温は秋らしくなったものの、太陽が高い位置にある時間帯の昼下がりには、まだ夏が別れを惜しむかのようにちょくちょく現れます。
先週末4日の昼下がりは、秋雨にしてはめずらしく長雨とはならないものの、「しとしと」と一日中降っては止み、止んではまた降っていました。
外出先で、午後の3時頃だったでしょうか、ネットニュースで自民党総裁に高市早苗氏が選ばれ、憲政史上初の女性首相の見通しであることを知りました。
こんな報道に接すると、用事を早く済ませても自宅でゆっくり、その経緯と成り行きを見たいものと思い、急いだのでしたが午後も8時を回ってからの帰宅となってしまいました。
TV画面は1回目の投票結果で、小泉氏、高市氏の決選投票となり、2回目の投票を行うために颯爽と演壇に向かう、小泉氏の姿を映し出していました。
そして、その結果高市氏が当選者と決定され、席を立って前へ横へ後ろの席へと、頭を下げ挨拶する高市氏を映しています。その後2人の獲得票数の分析へと移っていきました。下馬評とは違う結果に興味津々です。
分析では、自民党の中で、唯一派閥として存在している麻生氏がキングメーカーとなって、その行方を左右したとも言っていました。
これを聞いて、解党的出直しと、派閥のドンの影響との間に、若干の違和感は感じましたが、政治とはこう言うものと納得もします。
TV解説は、今後、総理、総裁となれば、直ちに取り組まなければならないものへと続きます。まずは「野党との連携」「物価対策」「外交・安全保障」と言っています。
そして、総裁に選出された直後の演説では、働いて、働いて、働いてと何度も繰り返していました。裏を返せば日本国にも自民党内にも、そんなに問題が山積していると言うことですね。
小生は喫緊の課題として、物価対策にも直結するのですが、経済問題の特に景気問題や日銀の、今後の金利には着目しています。
また外交・安全に関しても投票前の22日の演説会で「奈良のシカと外国人問題」は私たち日本人の不安感に直結するものとして、取り上げていました。
積極財政の高市総理を前に、日銀は上げようとしている、金利を上げられるのでしょうか。上げられなければ株式市場は追い風となります。下げれば下げたで、そのツケは大きくなるでしょう。



本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます。
前参院選で参政党はSNSを駆使して、外国人問題を取り上げ、票を急伸させました。
シカ問題も外国人観光客に始まり、外国人全般の問題を象徴して発信したものとも思われます。
政治的にはこの範疇かもしれませんが、不動産という観点からも、憂うべき事態が静かに進行していることを、理解しておいた方が良いかもしれません。
少し前のことになりますが、外国人のマンション爆買いが話題になりましたが、今やそれらは些細なことで、もっと大掛かりに不動産が、外国人に浸食されている事実です。
大企業の多くは都心部に昔から、優良な不動産を所有しています。その大企業も最近は事業環境の変化により、本業収益が縮む中、自社不動産を活用して不動産収入で、本業の減速を補っている場合が数多く現れて来ているのです。
これは製造業に限らず、新聞、テレビ、出版などのメディアもSNSなどに押され、情報発信効果を落とし、稼ぐ力が落ちた部分を、自社の不動産を活用してオフィス等に衣替えし、不動産収益が本業収益を上回っているところも出始めました。
所有不動産に頼る経営を行っている、大企業に対して今、「モノ言う外国株主」アクティビストが、円安となっていることを奇貨として、日本への投資は効果的と考え、大株主となって様々な経営戦略の見直しを迫っています。
最近では、フジ・メディアホールディングスに対し、米国系アクティビストは不動産業をスピンオフさせる、株主提案を行っています。これはうまくいきませんでしたが、多くの大手企業が同様の提案を受けて、日本の大手デベロッパーと外資系不動産投資ファンドが手を結び、買収金額の巨大化に備えています。
結局デベロッパーは仕事をするだけで、所有は外資系不動産ファンドが行い、高値で別の外資系ファンドに売却し、多額の利益を得る構造です。
昔は戦勝国が領土の割譲を受けて、領土拡大を計っていましたが、今は戦争もしないで、経済的に日本の領土が、静かに占領されつつあるとも、言えるのではないでしょうか。
この休日に、久し振りに劇場で映画「宝島」を観ました。この映画は制作費の一部をクラウドファンディングで集めると言う、当社にとりましても無縁なものではありません。
映画の舞台は、アメリカ占領下の沖縄です。
占領は1945年から復帰までの27年間ですが、その中の1952年からの20年間の物語を上映時間191分に圧縮した、小生らの知らない沖縄裏面史が映し出されます。かなりの感動ものでした。
本土では戦後の高度経済成長が最も高い位置にあった時のことです。その同じ時期に、アメリカの占領下の沖縄で何があったのかを、教えてくれる圧巻の映画でした。
これを高市さんがご覧になったら、どんな感想を述べられるでしょうか。


本日のボンドランチ
味の大半はシューマイに占領されたランチです