先週末の21日は、土曜日にしてはめずらしく熊本への出張のため、超早起きをしました。午前4時半頃に起床して、カーテンをたぐれば、既に夜は明けていて、窓を開けまだ寝静まっている都心の空を、駆け抜けてきたか、いくらか冷んやりと新鮮に感じる風が、舞い込み睡眠不足の割には気分の良い朝です
身支度を整え、今日の熊本での会社説明会（IR）資料を確認して、バッグに詰め込めば、もう出かける準備万端です。一緒にIRに行く相棒がチケットから食事のことまで何から何まで手配してくれていますので、身軽なものです。6時に一旦会社で落ち合って一緒に羽田に向かいます。

羽田は3番ゲートから8：00のフライトなので、7：45から機内への案内が始まりました。自分のシートに座り、シートベルトを締めれば、「これでもう一安心」と思ったか、飛行機が動き出すのも待たず、居眠りが始まり、目を覚ませばそこはもう白い雲の上でした。
無事に熊本空港に着陸すれば、すぐタクシー乗り場へ向かうのですが、地方空港の良さか、空港がそれほど大きくありませんので、外に出れば、すぐそこが乗り場と言った感じで、タクシーに乗り込みます。
田園地帯にある空港から県庁や熊本城の近くの、市の中心部にある会場までは4～50分はかかったでしょうか。途中、水前寺町に入った頃、路面電車の市電に出会いました。めずらしいのでついパチリ。
そして県庁あたりまで来ると、土曜日と言えど車は短時間のラッシュに巻き込まれ、抜ければ、もう熊本城です。車の中からも2016年熊本地震（震度7）に4月14日と16日の2回続けざまに遭遇し、それからも震度6弱の地震が3回発生し、さすが、築城当時最強と言われた加藤清正公の熊本城も、天災には勝てず崩壊してしまいました。

その復旧工事を現在は、「見せる復興」と称して、2021年3月に天守閣の復旧が完了したことを記念して、内部の公開が再開されました。
また被害状況を間近で見学することができるように通路を渡りながら、地震被害の実情や復旧工事の様子を見ることができるようになっているそうです（タクシーの運転手さん談）。
天災によって一旦破壊されたものを、復旧すると言うのはたいへんな時間と労力、そして資金のかかるものなのでしょう。お城全体の完全復旧は2052年度を目標に、工事が進められているそうです。

会場に到着して、お昼過ぎに会社説明もいつも通りに行って、熱心な質問にもお答えして、無事、終了し、来た道を熊本空港に引き返せば、コンパクトな空港なので、3番搭乗口の前のオープンスペースで、ご当地「上あか牛丼大盛」を楽しみました。
帰路に着けば、すぐに夢の中に飛行するのはいつもの通りです。羽田に着陸すれば東京の夏至の空はまだ青みを残しています。

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昨日、朝のTVニュース番組を観ていると、8：30頃、速報で「アメリカ軍はイランの3つの主要な核施設を目標として、大規模な攻撃を行った」とニュースを中断して伝えています。
その後、11：00過ぎからホワイトハウスでトランプ大統領が、同じ内容の演説を行い、さらに攻撃の目的はイランの核濃縮能力の破壊と、世界最大のテロ支援国家のもたらす核の脅威を阻止することだったとしました。またイランの対応次第では、さらに攻撃を続けることも警告したのです。

トランプ大統領は19日に「2週間待つ」と言ったはずですが、2週間も待つつもりはなかったようです。攻撃にはステルス戦闘機と特殊爆弾「バンカーバスター」が6発使用されたようです。アメリカがイラン本土を攻撃するのは初めてで、イランが中東に展開するアメリカ軍などに報復することにでもなれば、全面戦争になると考えられます。
軍事力的に、イランも勝てない戦争かもしれませんが、死力を尽くすことになるでしょう。また周辺のアラブ諸国はどのように動くのでしょうか。きっとロシアもウクライナで手一杯でしょう。

ガザもそうですが、イランもイスラエルによるこれまでの攻撃で、TVで観る限り街は破壊され、廃墟となっているところさえあります。
先述した熊本城も天災によるものではありますが、お城一つにしても破壊からの復興・復旧には20年も30年もかかります。それを人為的攻撃で壊しておいて、また復興するなど、無駄なことだと思うのですが。

昨日の新聞によれば、アメリカの国防総省は21日、日本を含む、アジアの同盟国が、国防費をGDP比5％まで増額する必要があると表明しました。日本の防衛省は防衛力強化の必要性には理解をしても、財源的には難しいと思います。
しかしこの軍事大国の横暴振りを見せつけられ、また今回の攻撃で強力な武器のデモンストレーションを見せつけられれば、それを飲まざるを得ないのかもしれません

今回の攻撃は、アメリカ軍の在庫に溜まった武器を、大量に同盟国に押し付けるためのデモンストレーションだったのでしょうか？
それで米国の景気が良くなるのでしょうか？
正に今回の人為的攻撃で世界秩序は崩壊しそうです。世界的に大きな転換期に入ったことだけは、間違いなさそうです。