2023.03.20社長ブログ

連鎖

前日の冷たい雨に変わり、一面の青空です。そんな天気に誘われて、彼岸の中日にあたる春分の日を待たずに、前倒しで昨日の昼下がりに、田端の赤紙不動で知られる菩提寺に参りました。
受付には同じ気持ちだったのでしょうか、何人かの列ができていました。お経料を納め、お線香に火をつけていただき、用意された仏花を片手に、墓所へ向かいます。

その参道には彼岸桜があるのですが、今年は既に散って、葉桜となり、前日の雨で濃いピンクとなった花びらは凹んだところに流れ溜まっています。
お参りを済ませて、お寺を後に駐車場に向かう坂を登れば、坂下はまだ蕾なのに、登るにしたがって陽光はうららとなり、徐々に桜は連鎖反応でも起こしたかのように花を付けだします。坂の上は遠目には満開近しと観えます。

車での帰り道は、後楽園から外濠通りを通るのですが、市ヶ谷あたりまできて、赤信号で止まった時に、外濠に並んだ桜の木を車中から見れば、花はチラホラまだ3分咲きと言ったところでしょうか。
きっと今週末は満開となるのかもしれません。咲いたら久し振りに御苑にお花見にでも出かけましょうか。
それにしても今日は花粉が酷そうで、外で大量にそれを浴びたようです。帰ってから、クシャミが止まらず、連鎖的に鼻水と目のかゆみ、喉の変調まできたします。どうもスギとヒノキの発生源はあまりお目にかかりませんが、今が満開を迎えているようです。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

17日(金)の米株式市場でダウ平均は前日比384ドル安の3万1,861ドルで引けました。
大手銀行(JPモルガンチェースやバンクオブアメリカなど)11行がシリコンバレーバンクの経営破綻で連鎖的な破綻を危惧されたファーストリパブリック銀行へ4兆円に達する資金を預金しました。それにより、一旦株価は金融機関の資金繰り不安が、解消されたのではと上昇したものの、上昇は長続きせず、地銀金融株が再び売られ、反落したのです。

投資家筋は300億ドル(約4兆円)の預金では、支援が不十分と疑問視していると言われています。
米国では日本と異なり、2009年に140行、2010年に157行、2011年に92行と、3年間だけ見ても389行が経営破綻しています。
それでも金融システムはここまで、崩れることなく安定していました。
ですから数行破綻してもそれが連鎖破綻にならなければ米国のFED(連邦準備制度=中央銀行制度、FRBはFEDの中で意思決定をしている7名で構成される理事会)はなにも気にしないようですが、今回は少し違うようです。

なにせFRBは金融機関からの借り入れ額(FRBからの融資)が、15日時点で1,528億ドル(約20兆円)に急増し、リーマンショックの1,107億ドルを超えていると発表しています。しかもその貸し出し額が1週間で33倍になっているのです。
加えて連邦預金保険会社(FDIC)が作った「ブリッジバンク」向け融資も1,428億ドルとなっているとのことです。

そしてSVB破綻から1週間で米銀の時価総額が60兆円程消失したと言うのです。
この1週間でですよ。
さあ、今週の市場で金融機関破綻連鎖は止まるのか、まだ続くのか注目しなければなりませんね。

次回「ボンド社長のウェビナー」の予告です。
来たる3月30日(木)19:00~20:00
お題は「米国金融機関破綻は連鎖するか」です。

事前お申し込み、質問を下記URLよりお願いします。
3月30日当日は、この下に参加URLも貼り出します。

https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0330

          本日のボンドランチ
            ご飯大盛
          食欲連鎖でペロリ
          でも後が苦しい。

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