2023.05.01社長ブログ

緩和

あれもしよう、これもしよう、あそこにも行ってみようと心積もりはしていても、終わってみれば、いつもより睡眠時間が制限なく十分とれたと言うだけで、無為に過ぎてしまうのが、ここ何年かのコロナ禍もあっての大型連休(GW)の過ごし方でした。
それでも、ニュースなどで、どこの観光地もガラガラであると言っているのを見聞すると、私だけではないと妙な安心感にとらわれていたものでした。

しかし、コロナも5類移行直前となり、感染対策の緩和が進む中での新宿の繁華街は、インバウンドらしき外国人や日本人と思いきや、すれ違いざまに聞こえる言葉は「アンニャモンニャ……」で、国籍不明の東洋人らしき一団を、最近多く見かけるようになりました。まず、ほとんどの人がマスクはしていません。

GWが始まった29日は、東京は雨こそ降らないものの、やけに風が強く、夜遅くには、一時横なぐりの雨となり、それもやがて止みはしたものの、寝ている間に降ったらしく、朝には雨は小雨なれども風は強く、行楽日和とは言えそうにありません。
午後に雨が上がれば、剪定の終わった街路樹からは、新しい枝が伸び新緑をつくろうと、風の止んだ曇り空に向かって、力強く芽吹きだしていました。
植栽のあじさいにも花芽がついて、次の季節への移行準備に入っています。
新宿と言っても会社の辺りはGWでも人通りが増えるわけでもなく、いつもの日曜日と変わりません。湿度の高い、少しムッとするような空から、またポツリ……ポツリと雨が頬にかかってきます。

何だか、連休中でもあり、長い間のコロナ制限が緩和されたこともあってか、どこか温泉でも、久しぶり行きたい気分です。
今から予約できるところなんてあるのかしら?

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

さて日銀は、植田和男新総裁のもと、初の金融政策決定会合を4月の27日~28日に開催しました。
大規模金融緩和の維持と、過去の緩和策について1年~1年半かけて検証すると発表されました。この発表を受けて市場では政策修正は早期には行わない、即ち、現在の金融緩和が続くものと判断し、長期金利は低下し、債券価格は上昇して、円相場は1ドル=135円台後半まで円安ドル高が進みました。
当然株式市場には追い風となります。よって一時、前日比400円超の株高となりました。

消費者物価指数の前年度比上昇率について、2023年度1.8%、24年度2.0%、25年度1.6%として、物価は上昇基調にあるものの、「安定的に2%を超える」と言う日銀の目標までは達しないとも植田新総裁は言っています。

これら一連の金融政策決定会合の発表を聞くと、小生が考えていた時期より、金利を上げ、金融の正常化を始めるのは、消費者物価指数から言っても、まだまだ先のこととなりそうですが、民間金融市場は先読みして、市中金融機関の金利は上昇するのではないかと思っています。
米欧ではインフレはまだまだ収まりませんが、利上げ幅が縮小から停止に向かっていると云われています。シリコンバレー銀行やクレディスイス銀行の例で示された通り、金融不安への対処も必要なようです。
米欧はその難しい軟着陸(ソフトランディング)を試みようとしているのです。
どうも、日本だけ米欧とは異なる、特異な金融情況のようです。でも小生には何か違和感が払拭できないのですが……
でも、備えるに越したことはなさそうです。

ウェビナー予告
5月11日(木)19:00~20:00
お題「日銀植田総裁の船出」
事前お申し込み、質問は下記URLから

https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0511

 

          本日のボンドランチ
       辛さを少し緩和してもらいました。

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