2022.11.07社員ブログ

居場所を求めて・・・・

本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 立冬を迎え、暦のうえでは冬となりました。早いもので、今年も2ヶ月を切りましたが、今月は弊社の設立(1986年11月27日)記念日もあり、今年で36年となります。バブル景気がまさにはじまろうとしていたときに事業を開始し、その崩壊やリーマンショックを乗り越え、2018年9月13日には株式上場を果たしました。設立時から同じ建物内に本拠を構え、部屋の移動が何度かあり、現在の場所になってから、既に10年以上経過しています。もともとは大手のファミリーレストランが入っており、全国でも有数の繁盛店でしたが、時代の流れでしょうか、そちらのファミリーレストランは撤退を余儀なくされました。

帝国データバンクが8月に公表した調査結果では、ファミリーレストラン(上場16社)の店舗数がコロナ禍前の2019年末に9230店あったものが、来年3月末には1000店超減る見込みです。日本フードサービス協会によると、昨年のファミリーレストランの売上高は前年比8.2%減となり、2年連続の減少(一昨年は前年比22.4%減)でした。

終日営業による、いつでも食事が楽しめる利便性と、均一メニューによる効率的な運営で業容拡大してきましたが、コロナ禍で行動様式が大きく変わり、夜間に出歩くことがほとんどなくなったことが、終日営業前提のファミリーレストランを直撃したのは間違いありません。ただ、コロナ禍前から終日営業の雲行きは怪しくなっていました。ロイヤルホストは2017年に、すかいらーくもコロナ禍直前の2020年1月には深夜営業をやめています。その理由は人手不足。夜間のパート、アルバイトの確保が難しくなっており、3年ぶりに行動制限がなくなったこの夏、いくつかのファミリーレストランでは人手不足のため閉店時刻を早めざるを得ないところもありました。また、家族の形の変化も見逃せません。すかいらーく1号店が誕生した1970年は外食元年といわれ、1号店の繁盛している風景を、家族が集まるレストラン、と新聞が記事にしました。そこからファミリーレストランの造語は生まれましたが、当時の1世帯当たり人員が3.41人だったのに対し、一昨年は2.42人まで減少しています。

社会環境上の問題からやむを得ないところはあるものの、メニューのイノベーションがなかったことも背景にあるようです。勃興期のファミリーレストランは一般家庭ではつくることができないメニューばかりで、それをナイフ、フォーク、スプーンを使って味わい、それが家族にとっての大きな楽しみとなっていました。ところが外食から生まれたメニューは次第にスーパーでもみかけられるようになり、家庭でも一般化しています。かつての洋食への憧れもなくなってしまいました。

一方で、コロナ禍でも業績を伸ばしているのが、「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスです。2022年2月期の売上高は333億円(前期比15%増)、店舗数は956店(同4%増)となっています。平日の午前、住宅街近くのコメダ珈琲店に入ると、高齢者が目立ち、テーブルを挟んで世間話に花を咲かしているグループもいれば、新聞や週刊誌を読んでいる人もいます。コメダ珈琲店の一般的な開店時刻は午前6時台から7時台となっており、早起きの高齢者が店内に吸い寄せられていきます。目当てはモーニングで、午前11時までなら、ドリンク(有料)を注文すると、パン、サラダ、ジャム、ゆでタマゴなどが無料です。モーニングだけだと申し訳ないので、11時を過ぎてから昼食を注文する高齢者もいるとか。もはや生活の一部です。ファミリーレストランで家族の憩いの空間を存分に味わったシニアがいま、居場所を求めてコメダ珈琲店に足しげく通っています。

さて、シニアの居場所の提供ということであれば、弊社は不動産賃貸を主力事業にしておりますので、これからも様々な場面でお手伝いが可能です。そしてその賃料収入を裏付けとした不動産小口化商品を、皆様の快適な老後生活の一助にしていただければと思っています。

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