2024.02.05社長ブログ

出口近し

2月3日(土)が節分で、昨日が立春と言うことは、旧暦(太陰暦)では昨日が元旦で、今日はお正月の2日目となるのでしょうか。
また、暦の上では春でも、大寒が出口に向かった兆しだけで、まだ冬の寒さの名残はこれからも当分の間つづくのだろうと思います。
現に、今日は東京も夜半から雪の予報です。
でも街路のモクレンは、もう蕾を膨らませていますし、紅梅も、通りすがりの白梅も既に咲いています。

節分には、子供の頃からの豆まきは欠かしたことがありませんが、何時の頃からか恵方巻も一緒に食べるようになっていました。
コンビニではお正月飾りの終了した後は、すぐさま恵方巻に切り替えられて、店頭にもだいぶ前から並ぶようになっていましたが、2月3日が本番です。
当日夕方遅くにコンビニに豆と恵方巻を買いに行くと、豆はディスカウントされていませんでしたが、恵方巻は既に30%もOFFとなっていました。

早速買って帰り、鬼も同居を許し、「鬼は外」とは言わずに、寒いのだけれど全ての部屋の窓とドアーを開け放し、大声で「福はうち」「福はうち」とだけ言いまわり、豆まきを行ったのです。
その後、磁石を取り出し、今年の恵方(恵方巻のパックに書いてあった)東北東を探し出し、椅子に腰かけ、ただ黙々と一気に食べたら、喉につかえ結構苦しかったです。

昨日は、朝のうち小雨が降り、空はどんよりでしたが、そのうち雨も上がり、旧暦元旦の大気はしっとりとして、花粉もないようなので胸いっぱいに吸い込み、ゆっくりと吐き出し、深呼吸を3~4度続けざまにくり返すと、少しめまいのようなものを感じるのですが後は頭もスッキリして、何んだか今年は厳冬の出口から小春日の世界に飛び出したような気分で、いいことがありそうな予感です。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

季節は確かに冬も出口近くまでやってきた感がありますが、経済はどうでしょうか。
日銀は先月22~23日の金融政策決定会合における主な意見をとりまとめ、1月31日に公表しました。その中での注目は「出口についての議論を本格化させることが重要」との見解が相次ぎ出されたことです。
日銀にとりましては、マイナス金利解除が金融緩和からの「出口」であり、「利上げ局面への入口でもある」と考えているらしいことが、公表内容から知れます。

日銀は賃金と物価上昇の好循環実現に自信を深めている様子です
市場では3~4月のマイナス金利解除の現実味が増したと受け止めて、長期金利は一時0.75%の水準に上昇し、為替市場でも円は対ドルで1ドル=147円台前半まで上昇しています。

しかし、波乱要因もあるようです。それは海外中央銀行の動向です。米欧中銀がインフレの一服感もあり、利下げ局面に入るタイミングで、日銀は逆行動である、利上げを意味するマイナス金利解除に動こうとしているのです。
これは、金利差縮小による円高進行となるばかりでなく、何か副作用もあるのではないかとの慎重な意見も出ています。
しかし、異次元緩和は10年超を経て、出口付近まで来ているようにも思えますが、そこに何か油断はないのでしょうか。

米国株式の最高値更新が続いています。ダウ工業株30種平均は2月1日に3万8519ドルをつけました。インフレの沈静化が進み、その先にある利下げ期待が株高につながっているようです。
IMFは1月30日に2024年度の世界の実質経済成長率の予測を引上げました。

でも、多くの米国投資家が期待している、米国経済のソフトランディングは確かなものなのでしょうか。秋の大統領選でトランプ氏が再選される「もしトラ」が流行語となりつつあります。それが実現したら、また米中貿易戦争となり、イラン情勢も予断を許しません。それが、本当の油(石油)断となって、インフレの再燃となるかもしれないのです。

昨日の新聞などにはFRBが早期利下げをしないで、このままの金利高止まりを続けると、商業用不動産により多くの資金を貸し付けている、米国の地銀の経営不安が顕在化すると言っています。まだまだ油断は禁物なのですね。
小生らも、春は名のみでまだ寒く、流行のインフルやコロナにも、油断はできないですね。

    急いでいたので、簡単に出口近くでカレーライス

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