2025.08.18社員ブログ

水道・・・・

 本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 今週23日は二十四節気の処暑。暦便覧(江戸時代の暦の解説書)には、「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」と記されています。暑さが処する、と書いて処暑。処には、止まるという意味があります。暑さもひと段落し、朝晩は涼しさのある風が吹きはじめる頃です。穀物をはじめとした実りの時期ではありますが、台風シーズンの到来でもあります。また、秋暑し、という俳句の季語があるように、暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなるのもこの時期です。十分に水分補給などして、体調を崩されることなどないよう、ご留意下さい。

 今年1月末、埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生し、その原因となった水道管老朽化の問題が話題となりました。全国の上下水道管の老朽化が大きくクローズアップされ、全国各地で水道料金値上げのニュースを目にする機会が増えています。かつて、水と空気はタダなどと揶揄したものですが、現代ではそうとは限りません。都市化がすすむにつれ、水と空気の汚染が深刻化し、水道水の安全性が懸念されるようになりました。きれいな水を求める声の高まりとともに、浄水器の設置やミネラルウォーターの販売も盛んとなっています。

 水道水を直接口にする機会は昔よりも減ったものの、日々の衛生に欠かせない、調理用水、手洗い、風呂、水洗トイレといった生活用水までもが大きく値上げとなると、生活への影響は小さくありません。加えて、老朽化した水道管が破損し、突然の断水も起こり得るでしょう。八潮市の事故では、周辺の自治体において、最大で約5カ月間もの断水が発生しました。水道管の老朽化問題は、もはや災害であるといえそうです。日本全国の水道管老朽化率(法定耐用年数の40年を超えた水道管の割合)、水道料金、耐震化率を可視化した全国水道危機マップがNHKのWEBサイトで無料公開されていていますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 ところで、災害などは別として、何らかの事情から、水道料金料の支払いを滞納してしまった場合、ほとんどの自治体では、最初に督促状や勧告状が届き、最終的に給水停止予告通知書が送られて、それでも支払いがなければ、水道は止められてしまいます。自治体によって対応は異なりますが、一般的には、滞納がはじまってから、督促状などが送られてくるといった手続きを経て、2~4カ月程度の猶予期間があるようです。水道が生活に欠かせない重要なライフラインであるため、自治体は滞納者に対して支払いを促すための猶予期間を設けています。 

 生活に欠かせない重要なものといえば、住宅もそのひとつです。弊社では数多くのお部屋を所有・管理しておりますので、まったく滞納が発生しないというわけではありませんが、適切な手続きを経て、家賃の早期回収に努めています。お部屋の収入率・稼働率を高めながら、家賃を分配原資とした安定的な不動産小口化商品の提供に、これからも取り組んで参ります。

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