2021.03.01社長ブログ

いったりきたりしているうちに……

朝夕の寒暖差はもちろん、日中の日射しはかなり強くなってきて、日溜りでは暖かいのですが、日陰にいて乾燥した北風でも吹けば、手袋を持ってくればよかったと思うほどの寒さです。かと思うと、5月初旬を思わせる陽気の日もあり、三寒四温とはよく云ったものです。しかし3月に入ったとは云え、まだ冬はどこかにしっかりとしがみついているようです。

こんなことを繰り返しているうちに、寒の戻りが弱くなってきて、本格的な春になっていくのでしょう。春になっても気候も快適でいいなと思える間は短く、初夏になればすぐにヒートアップして6月も半ばを過ぎれば、今度は暑い暑いと云う日がやってきます。

しかしそれもやがておさまるように、自然界がちゃんとコントロールしてくれているのかもしれません。

春近しは当社前にある花壇植栽のあじさいが芽吹き、葉が出てきたことでも知らされます。でも、何と云っても春を感じ、少しウキウキした気持にさせてくれるのは、まだ暮れやまぬ北東の空に昇る少し大き目なお月さまです。その月影が冷たく白く冴え渡っていたものが、最近はだんだん緩んで暖色が混じり、朧に見え、それが春を感じさせてくれるのかもしれません。

寝る前に、あの月が気になり、窓外を見渡せば、ほぼ天中にさしかかり夕刻よりは白く、皓皓と照りわたっています。

20年ほど前までの今頃の季節は大好きだったのですが、花粉症になってからは、春になるうれしさも半減したようで、ゴールデンウィークに入る直前までマスク、目薬、点鼻薬は放せません。

ただ現在マスクは別の目的もあり、そちらの方がより重要で、街中、マスクだらけとなってお仲間が増えたようで心強いです。いつになったらこの状態から解放されるのでしょうか。

芽吹き_調整2.jpg

夜の新宿通り_ 調整2.jpg

窓の外の月_調整.jpg

目薬.JPG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

先週末の26日(金)、日経平均株価は前日比1,202円安と4%の急落をしました。これは4年8か月振りの下げ幅でありますが、年初と比較すればまだ依然と高い水準にあります。しかし、これからがどうなるかは目の離せない注目場面にやってきたのだと思います。

世界的コロナ禍に対処するため、各国の中央銀行は低金利政策と量的金融緩和政策の2点セットで大量のマネーを発行してきました。ところがここにきて、ワクチン接種が徐々に始まり、その効果などもあったのでしょうか、コロナ感染者数に減少傾向が見られます。

このまま推移すれば今年半ばには、急速な景気回復やインフレが、俄かに進むのではないかという見方が急浮上してきています。

それは世界的長期金利が上昇を始め、マネーの流れが変わってきたことにより、明確に表面化してきたのだと思われます。

今迄は超低金利(長期)が長引くことが前提で、株は更に上昇すると思われていたものが、この超低金利(長期)が崩れるかもしれないと云うことが、市場インパクトとしては相当強かったのだと思います。こうなってきますと、成長性の期待だけでPERが上昇していた銘柄株、金利を生まない貴金属としての金やビットコイン等は敬遠されるのではないでしょうか。

市場は今後きっと、各国中央銀行が金利上昇の抑え込みに動くかどうか、注目していると思います。中央銀行も短期金利はコントロールができても、基本的に長期金利をコントロールすることはできず、やるとするなら、さらなる量的金融緩和の強化(国債の引受け)しかないのだと思います。

諸外国(主要先進国)は、GDPに対する国債の発行率が日本ほどではない正常範囲ですが、日本はGDP比で266%と米国の2倍、あのイタリアでさえ161%と、先進国中突出した高さにあるのです。

本当に、長期金利(国債10年物の金利が代表格)が上がってきたらどうなるのでしょうか。米国金利が上昇していて、日本だけ上昇しないよう抑制することなどできるのでしょうか。

長期金利(国債10年物の金利)が上昇すれば株価は下がります。今は日銀コントロールのもとで、下がっては戻し、上がっては下げてと云っているうちに、徐々に戻りが弱くなって、そのうち、コントロールが効かなくなるかもしれません。株価は平成バブル崩壊時のように、下落が連続して加速する株価棒下げとなったら大変ですね。

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本日のボンドランチ

いったりきたりの迷いばし

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