2021.02.15社長ブログ

揺れる

日のあるうちは、春を思わせる陽気でも、日が落ち夜になり、更に深夜ともなればさすがにまだ2月も半ば、冷え込んできます。

風呂上りにその日の夕刊をゆっくりと読んでいる至福の時、少し揺れを感じたものの、いつもの地震ぐらいに思ったのですが、すぐ止むどころか増々細かく強い揺れが酷くなってきます。サイドボードの最上段には毎年社神へ参るたびに頂く、干支の置物が上下左右に首を激しく振っています。引き続き地震はまた一段と強くなったようです。

外は深夜だというのに、異常事態を知らせるかのように、御苑の烏でしょうか鳴いています。

TVのPowerボタンを押せば、地震速報です。既にアナウンサーはヘルメットを被っての放送です。

こうなると他のチャンネルも見たくなるもので、他チャンネルを回せば、どこも同じように地震速報でしたが、地上波ではただ一局だけ、何もなかったかのようにバラエティを流しています。しかし、さすがに画面の天と左側にはテロップで地震情報は流していました。

やけに緊急車輛のあの独特な甲高い音が行き交っています。すぐに立ち上がって窓をあけ、音のする靖国通り方面を見下ろしても、これと云うものも見えず、いつもの夜景が広がるばかりです。地震は一旦1~2分でおさまったようですが、自身はまだ揺れているような感じで、何だか変な気分です。

地震ニュースの渡りをしていると震源は福島・宮城沖で、震度6強、マグにチュードは7.1、震源の深さは約60㎞と、各局とも何回も繰り返し云っていますので、自然と刷り込まれ、覚えてしまいました。

それでも一局だけはまだ、情報テロップは流しているものの、今はスポーツを放映しています。

今回の地震は太平洋プレート(岩板)が北米プレートの下に沈み込む中で起きたもので、震源の深さが60㎞と深かったことで、津波の心配はいらなかったとのことです。

日本はユーラシアプレート、フィリピンプレート、太平洋プレート、北米プレートが相模湾から房総半島南東沖にかけての領域でお互い入り組んで沈み込んでいます。この海底地形(トラフ)と現在活動の4プレートの沈み込み地帯を相模トラフと称し、これらプレート境界断層では数百年間隔でM8クラスの巨大地震が繰り返されていることから、最近の研究では相模トラフを含めて、首都直下型地震がいつきてもおかしくないと云われています。

干支の置物.JPG

地震速報1.JPG

地震速報2.JPG

夜景.JPG

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

自然界では、ストレスエネルギーが蓄積されるとそれを放出して、元に戻ろうとする働きが起きるようです。それがいつ起きるかは、人智を越えていて、専門家にですら明確には判らないようですが、自然界ストーリーの中にはしっかり組入れられているようです。

もしかすると現下のコロナ禍も自然界ストーリーの中で、ただ出番が来ただけのことかもしれません。

さて、コロナ禍により、世界の中央銀行が、その救済策を含めて供給した資金は1,460兆円と云われています。各国ともに以前からの分と合わせて、債務残高(国民に対する借入金)をかなり積上げました。

そんな中、世界合算のGDPはマイナス5%と云われているのに、株式は20%も上昇し、株高の恩恵を受けた者と受けなかった者との差は、大きく開きました。

また、他国との違いで特異なのが、日本の債務残高です。日本ではコロナ禍以前からの何年間にもわたる金融緩和策の果てですから、ズバ抜けて突出しています。日本でも株価はうなぎ登り、日経平均も30,000円を突破しました。株高資産格差も出てきましたし、貧困層も増えて来ています。

もしここで首都直下型地震でもきたら一体どうなるのでしょうか。日本が大揺れすることになります。

一方で、世界は経済危機に直面しているとも云われています。このコロナ禍により世界中では1億1,000万人以上の人が職を失い、あるいは勤め先の倒産も相次いでいます。また自殺者も急増しているとのことです。世界は今揺れに揺れています。

一体この状態をどのように収拾させればいいのでしょうか。自然界のストーリーは変えられないにしても、人がつくり上げた主義やシステムはなんとか人智を以って克服してもらいたいと思います。

これは人ごとではなく、小生ら自身の問題でもあります。確かに感染症という自然界からの介入はあったにせよ、ここは何とか世界中が協力して、コロナ同様に乗り越えてもらいたいと思います。バブル収拾ワクチンと云うのはないものでしょうか。

小生らが快適に暮らすため、今迄、自然をだいぶ犠牲にしてきました。

温暖化もその一つです。世界中の水の10%が氷だと云われていますが、それが今急速に溶け出しています。北極海の氷山、アルプスや北欧の氷河がそれです。また、ツンドラ(凍土)が溶け出すと、人類未知の病原体が現れるかもしれません。そのときは今より更に人類は混乱し、動揺するはずです。

そうならないようにするためには、今がそのラストチャンスかもしれません。

そう云えば、先週はオリンピック委員会もかなり揺れていましたね。

サンドウィッチ.JPG

本日のボンドランチ

牛丼にしようかと揺れましたがチキンナゲット付ボリュームサンドにしました。

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