2020.06.22社長ブログ

薄める

きのうの朝方、あれは何時頃のことだったのでしょうか?

激しい雨が降り、テラスの端にある階下への排水溝を、音をたてて流れる水音を聞きながら、寝返りを打ってさらに眠ります。

日曜日特有の朝寝を充分に楽しんでから、洗面の後、気になっているテラスの様子を見ようと窓を開ければ、意外やひんやりした風が吹き込み、雨は止んでいます。また遠くにある青空を見れば、局地的なものだったのでしょうか。でも大雨の痕跡は残っています。

朝刊をいつもより丹念に読み、TVを観ているうちに、もうお昼です。数をとりあわせた総菜に五穀米と、冷蔵庫から出してきた好物のカルピスウォーターでランチとなります。小生子供の頃からカルピス派で、それも、当時はコンクカルピスを水で薄めて、出来るだけ増量していたせいか、今でもカルピスウォーターをさらにミネラルウォーターで割った薄味が好きです。

昼下がりの、あてどもない散歩に出れば、雲の切れ間から差し込む夏至の太陽は、爽やかな風なれど、少し歩けば額を焦がします。喉が渇けばここでもカルピスウォーターのさらに薄味のカルピスウォーター・ウォーターは大いに役立つのですね。

それた話になりますが「五月晴」って「さつきばれ」と読むのが正式で、今頃の梅雨時の晴れた日のことを云うそうです。本来誤用ではありますが5月のすがすがしい晴れた日のことも「ごがつばれ」と読み、用いてもかまわないようです。

でも、散歩の帰りがけにはだんだんと雲が出てきて、午後の2時頃には五月晴れではなくなってしまいました。

そして、夏至である昨日は部分日食の天体ショーが行われる日でもありました。午後4時から午後6時半頃まで行われるというので、小生も5時頃屋上に上がり、ショーの見物をしようと思ったのですが、生憎と厚い雲に覆われて、叶いませんでした。

天体ショーは、日本の有名な夏の行事のほとんどが中止されたように、東京地区では雲が垂れこめて、夏の行事同様中止となりました。

DSC_3993.JPG

DSC_3981.JPG

DSC_3985.JPG

本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。

19日に政府は制限を解いて、人の移動を自由にしました。移動の復活により、感染者が増えないとよろしいのですが、東京などではまだ夜の街関連をはじめとして安心できない状況にあるようです。そんな中の都知事選となり、現職の小池都知事も、さぞや大忙しのことでしょう。

今回のコロナ感染問題がいつ収束するのか、現在まったく予測がついていません。しかし、これまで世界各国で人の動きが制限され、経済活動が休止され、世界経済の成長が年率マイナス5%を超えるであろうと予想されています。そこで、応急処置として、各国中央銀行は未曽有の規模とスピードで、資金を市場に供給し続けています。

日銀の黒田総裁も16日の金融政策決定会合で、コロナの影響は極めて不確実性が高く、景気は厳しく、物価は当面マイナスで推移するとして、金融緩和の維持を決定しました。更に、資金繰り支援の総枠を110兆円超に拡大したのです。

実体経済(景気)は、良くないにも拘わらず、株式市場はアップダウンを繰り返しながらも上昇を続け、コロナバブルとまで云われるほどになっています。

一体どうなっているのでしょうか。小生が考えるには世界も日本も現在リーマン時を越える中央銀行による資金供給によって、困窮者の需要を助けるための資金は良いのですが、それを越える余剰の分が株式に流れ、今日の状態を創り出しているように思います。

既に余剰金はマネーゲームの世界に入っているのではないでしょうか。

即ち、株価はインフレ、実体経済はデフレと云う奇妙な現象が起きているように思います。

中央銀行が金融市場に資金を困窮者救済の為に、投入規模を大きくすればするほど余剰資金も増加し、まるでカルピスを水で薄めるごとく、お金の価値は薄まり続けインフレになると考えるのが普通です。しかし現在はコロナで困窮し、需要をなくした世界ではデフレ経済が進み、それを越えた余剰金が流入する世界ではインフレ経済が進んでいるように思われるのです。

ただ、間違いなく時間の経過と共に、デフレ部分は徐々に縮小していき、本物のインフレが到来するのかもしれません。

そんなことなどまるで無関心のように、大通りを選挙カーが、名前を連呼して通り過ぎていきました。

DSC_3975.JPG

本日のボンドランチ

見た目と違い、薄味の総菜

友達にシェア

  • facebookでシェア
  • twitterでシェア
  • LINEでシェア
  • はてなでシェア
  • ピンタレストでシェア