2020.04.27社長ブログ

変わりゆくもの

このところ、巣ごもり生活を余儀なくされ、今日もZoom、Webex会議が立て続けに2本入っています。自宅でもテレワーク環境を急いで整え、なんとか対応はしていますが、なんとも慣れないせいか、もどかしく遠隔会議の達人までの道程はまだまだのようです。

居室の一角にあるデスクで仕事をするのですが、出勤して自分のデスクでする仕事と違い、会議や承認が一段落するたびに、窓からぼんやりと外の景色をながめています。

キッチンが近くなので、どうしても冷蔵庫に行ってしまい、食事どきでもないのに何か食べ物を探索します。

「おお!」すっかり忘れていた、頂戴物の五平餅を発見しました。賞味期限は少し過ぎているが、これをお昼にしよう!

在宅ワークになったおかげで合間の時間に、いろいろと普段できない雑事ができてしまいます。いつか整理しようとしていたダンボールを開けると、どこに行ってしまったのだろうかと諦め、忘れていたメガネが出てきました。

かけてみると、度が進んだ様子もない小生には十分使えそうです。

テレワークは掘り出し物を見つけるにはもってこいの働き方かもしれません。

いつかコロナ騒ぎがおさまり、経済活動が正常化しても、この自宅などで仕事をするリモートワークは全てが元の状態には戻らないような気がします。

ただ目的と成果が明確に判断できる部署はよいのかもしれませんが、微妙なニュアンスやその場の雰囲気を感じ取りながら行う交渉事には向いていないようにも感じました。

テレワークは働く途中の様子が見えないので、成果に至る経過は分からず、また勤務時間での評価もできません。

業務を再度見直し、今までの働き方を改善した、新しい制度が必要になるのでしょう。

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本日もアクセスを頂き、有難うございます。

さて、働き方まで変えてしまった新型コロナウイルスは、経済状況も様々に大きく変えてしまいました。まず、小生が一番驚いたのが20日のニューヨーク先物市場で初めて価格がマイナスになったことです。世界中に青空が戻ってきたとのTVニュースを見るたびに、原油需要の落ち込みは予想していましたが、産業廃棄物でもあるまいし現物原油を、お金を付けて引き取ってもらうとは、思ってもみませんでした。そのマイナス価格が原油の貯蔵コストを意味することも知りませんでした。

他にも身近で変わったことがあります。大手銀行や地方銀行が定期預金の金利を4月から一斉に引き下げたのです。年利が0.002%と今までの1/5となりました。

普通預金が0.001%ですから大差ありません。

この一斉引き下げにも意味があり、もし何日かでも遅れた銀行が出たとすると、その銀行口座に大口の預金が他行から入ってきてしまうと云うのです。今や多額の預金は銀行経営の重荷になってきているようです。

なんだか、小生にしてみると、銀行が預金集めにしのぎを削っていた昔が懐かしくさえ感じます。

日銀は感染拡大による経済の急速な落ち込みを受け、今日27日金融政策決定会合を開きます。そこで、更なるどんな金融緩和策が打ち出されるのでしょうか。新聞などは、現在年間80兆円を目途としていた国債の購入限度を撤廃して必要な量を制限なく購入できるようにする方向だと云っています。

それは金融市場の動揺と、厳しさを増してきた企業金融を円滑にするためのものとしています。しかし今迄にも日銀はGDP相当量の国債を引き受け、紙幣を市中に放出しています。今後国債が更に増えるとなれば、引き受け手不足で、金利が上昇するかもしれません。そうなるとハイパーインフレを招くかもしれませんので、ここは財政支出を拡充する政府との 協調となりますが、戦前(日中戦争直前)、膨張した軍費調達の為、国債を大量に引き受けた日銀と国の「抱合財政」と云われないようにしないといけませんね。

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本日のボンドランチ

冷蔵庫の奥から掘り出した

五平餅ランチ

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