今日、9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)の同日正午ごろに起きた関東大震災を教訓に、自然災害に対する意識を向上させ、防災対策を普及しようというものです。
この頃TVなど観ていると富士山の噴火も、よく取り上げられています。それによれば富士山は活火山で過去5,600年間で180回以上の噴火を繰り返していて、平均30年に一度の頻度で噴火しているようです。
しかし、1707年の宝永(江戸時代中期)噴火以降300年以上全く噴火しておらず、静かな状態が続いていますが、そのエネルギーは蓄積されていて、専門家の先生方は次回の噴火は大規模になると言われています。
そして怖いのが専門家の先生方も「いつ起きてもおかしくない」とまで言っていることです。
過去の繰り返し起きる地震データを統計的に分析した結果として、一定の信頼性があるものと言われているのが、首都(南関東)直下型の大地震で、M7クラス級が30年以内に70%の確率で発生すると予測されています。もう言われて何年か経過していますので、いつ起きてもおかしくありません。
また9月は本来であれば台風シーズンであり、暴風や大雨の大きな被害をもたらす季節でもあります。
最近でも地域によっては線状降水帯ができて、大雨による災害に見舞われるニュースはよくTVでも観たりします。それに比べて東京は酷暑日続きで、その為雨も少ないので、御苑近くの木々も種類によっては葉先が赤茶色化して水不足を訴え、うなだれ気味です。
特に低木類は地面に近く高温と水不足で枯れ始めているのではないかと心配です。ここは一雨欲しいところです。
それでも生命力が強く、生育旺盛な百日紅は赤い花を、枝に重そうにぶら下げて元気にしています。
日照り酷暑の夏も大気循環現象のようでして、現代はCO2の増加による温暖化の影響も大いに加わっていますが、歴史的には、酷暑の循環も世界中で記録されていて、日本では平安時代から確認されているようです。周期的に巡ってくる地球規模のシステムだと専門家は言っています。



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さて、当社の創立は1986年11月ですが、その約1年前1985年9月に、アメリカのドル高是正に向け、主要5ヶ国G5(日本、アメリカ、イギリス、西ドイツ、フランスの財務大臣と中央銀行総裁)がニューヨーク、プラザホテルに集まり、会議が行われました。そこで合意されたのがプラザ合意で、ドル安(日本は円高)に誘導する為替介入が容認された経緯があります。
プラザ合意から来年で丁度40年となります。プラザ合意の目的は、基軸通貨であるドルに対し、参加各国の通貨を一律に切り上げて、アメリカの輸出競争力を高めて、アメリカの貿易赤字を解消することでした。
そのため日本の円相場は長期にわたり円高(ドル安)の時代を迎えます。日本も円高に苦戦するなか景気維持の金融緩和政策を行なって、その後のバブル経済が生み出されました。
現在、各国の外貨準備や貿易決済に利用される、通貨の半分はドルだと言われています。また世界の株式市場の時価総額や、債券市場の発行残高の約半分もアメリカであり、大きな存在感を誇っています。
それに資源を含む経済規模的でも他国を圧倒しています。ですからトランプ関税で、各国首脳はトランプ詣でを行なわざるを得ないのでしょう。
しかしながら、最近のアメリカファースト主義を見ていると、トランプ関税で困っているのは、かえってアメリカの事業者のようです。いくつかの州での裁判判決では、トランプ関税は、職権乱用的判断も出てきているようです。
ここでトランプ大統領の言われる金利引き下げを行なえば、かえって国内のインフレは進みそうだし、貿易競争にも後れを取りそうです。また40年前と同様に、貿易赤字を減らすためトランプさんは奥の手である2回目のプラザ合意を招集するかもしれません。
経済も繰り返し循環しているようです。
それとも、涼しい秋を待ちわびる空耳だったのでしょうか。


繰り返し食べたくなるのが、牛丼です。