当社の入る建物の1Fテナントには、何年か前から「まいばすけっと」が入っています。
隣でもあることから、今の時季、店内は強冷房で涼しく、当社の冷蔵庫替わりとして、みなさんそれぞれ冷たい飲み物や、お弁当を買いに行くようで、店のレジなどで良く出会うと、順番を譲り合ったりしています。
街でこの頃、よく見かけるなとは以前から思っていましたが、近年は年に200店舗以上出店する予定とか新聞に載っていました。現在は東京1都3県合わせて、1,200店舗程あるとか。
入ってみるとわかりますが、とにかく商品がコンビニより低価格で販売されています。小生など昼過ぎの、更に30%引になる時間帯になるのを狙って買いに行きます。
好きなものより価格優先で、時にはスタッフの人が「30%引シール」をそばについていて貼ったら、すぐさま購入すると言う、あからさまなことも堂々と行ったりして、レジ台で30%引のものばかりが並ぶことになり、レジ係の人にきっと「いつもの人」と思われているかもしれません。ですから、昼が少し遅れて、午後からの会議にあわてて出席することさえあります。
連休初日の9日(土)は朝から雨が降ったり止んだりで、久々のシャワーを浴びたかのように、舗道の草木も気持ちよさそうです。
社用車も、連日の猛暑と午後から受ける直射日光によって、きっと車内はサウナ以上と思いますが、サウナの後の水風呂から出たばかりのように、雫をつけて、犬ならブルブルとやりそうな雰囲気です。
その「まいばす」に連休二日目の10日の雨上がりの夜中に、買物に行ったら、内外気温差と湿気のため入口の自動ドアが曇りガラス状となって、いつもハッキリ見える店内の棚が不透明で何があるのかよく分かりません。
中に入れば、まるで極楽のような気分を一瞬感じますが、それも束の間で、すぐに順応してしまい、気が付けば30%引コーナーに足が向かっています。
自宅に戻って、TVを点ければ、臨時ニュース速報で、熊本地方に線状降水帯がかかり、今迄に経験したことのない雷を伴う猛烈な雨で、降水量も8月1ヶ月分が1日で降り注ぐ、と言う異常な状況を現地からの中継を交えて放映中です。
アナウンサーも「玉名市、長洲町では、特に厳重警戒して、少しでも命の助かる行動を取るよう」呼びかけていました。
なんと午前0時を回っていましたが、その危険が迫っている切迫感に緊張したのか眠気も覚めた思いでした。




本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます。
毎年この8月の3連休あたりからメディアが小生らに伝達する事柄はきまって、広島・長崎の原爆投下、御巣鷹山でのJAL墜落事故、特攻、玉音放送、終戦などなどです。メディアは「終戦」とは言いますが「敗戦」とはあまり言いませんね。
でも、二度とあってはならない戦争や事故も、実体験をした人やその遺族の人たちは、徐々に減少して、風化していっているようです。
小生も太平洋戦争敗戦後の世代ですが、父母から当時の話はよく聞かされたものです。特に敗戦後の東京が焼野原の状態から、よく短期間で日本を復興させたものと驚きと、敬意を払っています。1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博の開催を思い出すと、改めて、感動と感謝の念が湧いてきます。まだ戦後17~25年の間にあれだけのものを成し遂げたのです。
その勢いが今の日本にはあるのでしょうか。
そして、その後の経済の敗戦である平成バブル崩壊は小生も実体験しました。その経済敗戦から、なかなか立ち上がれず、不毛の35年が過ぎて行こうとしています。
GDPにしろ、一人当たりのGDPにしろ、世界での順位を下げ続けています。現在のGDPの順位は1位アメリカ、2位中国、3位ドイツ、4位日本ですが、5位のインドに抜かれそうです。一人当たりのGDPにおいては今や香港はとうに、韓国や台湾にも抜かれ、38位と順位を落としています。あの戦後の復興を遂げた勢いはどこに行ってしまったのでしょうか。
確かにトランプ関税を筆頭に、曇りガラスを透して見るような、不透明さは多々あります。しかし目を凝らしてよく観察すれば道はあるはずです。
なんとか日本も経済的に勢いを取り戻したいところです。早くあの経済敗戦からの復興を果たさなければなりません。

お米で作った麺より
不透明な銀盤麦冷麺