今朝、東京は台風5号接近のわりには、曇なれども嵐の前の静けさか、穏やかです。
昨日は、東京も真夏日でしたが、先週などは猛暑日が連続しました。そして10日の夜半には梅雨前線が復活して、線状降水帯が発生し天気が急変、道路も冠水するような猛烈な雨が降ったようです。ようですと言いますのは、小生その時は愛媛県松山市にいて、ニュースでそれを知り、帰宅時間帯の皆さんの足を心配していました。
豪雨一過の1~2日間は東京もクールダウンしていました。
明けそうで明けない東京の梅雨ですが、開けたら更に暑くなるのかと思えば、先が思いやられます。
昨日の新聞には「世界で酷暑、損失600兆円」とありました。
日本も6月は観測史上最も暑かったと言われていて、今月7月末頃は全国的に35℃を超える猛暑日が続く見込みと気象庁は言っています。スペインやイタリアでも連日最高気温が40℃を超えているようです。
中には46℃に達したところもあって、学校が休校となったとのことです。
この気温上昇は、偏西風の蛇行もあるのでしょうが、専門家は人為的温暖化がなければ決して起こり得なかったと言っています。勿論、今回の参院選でも関心事の一つに挙げられると思っていましたが、でも実際は……
今回の選挙戦の関心事ランキングは①物価対策②景気③社会保障④少子高齢化⑤外国人規制とか。まだ温暖化はランクインしていません。しかし、地球温暖化の影響は大きく、日本ばかりでなく世界的大問題と考えます。
松山では、気温は真夏日で暑かったですが、選挙戦も暑い戦いを繰り広げているようです。一泊でしたが宿泊ホテル前の大通りでも、夜遅くまで党派を別にした選挙カーが行き交います。スピーカーからの音がだんだん近くに聞こえてきます。それでも選挙カーはすれ違いざまにエールを送り合っていました。
翌日、重厚な県庁前に行きますと、投票を促す垂れ幕がかかっていました。
県庁のつい目と鼻の先で、松山城のお濠脇には松山市庁舎があります。
温泉に入っている時間はなかったのですが、空港への道すがら、少し回り道をして、道後温泉本館と坊ちゃん列車を駅舎と共に写して空港へ向かいました。
秀逸だったのが、宿泊したホテルすぐ近くに、あの日露戦争で有名な、日本海戦(バルチック艦隊と対峙)で東郷平八郎大将の参謀秋山真之(当時中佐)と兄の秋山好古(最終階級陸軍大将)の生家がありました。
碑が立つのみで近くに時間外であったので入館はできませんでしたが、坂の上の雲ミュージアムがあります。
当時の大国ロシアと日本は戦ったのですね。日本海海戦ではZ旗を掲揚して後がないことを示して「皇国の興廃は此の一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」(東郷大将)、「本日、天気晴朗なれども波高し」(秋山中佐)は有名な言葉です。
明治時代に大国ロシアと戦い、昭和には米国と戦い、日本にはもの凄いエネルギーと気概があったのですね。





本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます。
日露戦争(1904年)の頃は、日本にも困難に立ち向かう強い意志や、自分の信念を貫こうとする意欲、気概が大いにあったようです。1941年、第二次世界大戦の局面として米国と戦っています。
そして今も貿易における関税問題で、経済戦争の一局面を米国と戦っています。
既に10%の関税に対応してきた日本ですが、最後通牒が突きつけられ、8月1日から全ての品目について一律で25%の関税を、かけるとトランプ大統領は言っています。世界に対してトランプ大統領は関税で戦いを挑んでいるようです。
トランプ大統領は期限を切って、また税率も決めて何度もSNSで公言はするのですが、今迄なん度もそれをコロコロと変えてきました。
ですから、TACO(Trump Always Chickens Out→トランプはいつもビビっている)と言われていますが、それを言われるのが嫌なので、本当に8/1以降日本に対して、25%関税を発動するかもしれません。
また、ブラジルに対してトランプ大統領は、前大統領ボルソナ氏に肩入れし、今迄10%とされていた関税を、SNSで最も高い50%を課す方針を示しました。これに対し現ルーラ大統領は9日声明で、報復措置を取る可能性を示唆しました。
また、7/6~7/7にブラジルリオデジャネイロで開催されたBRICS首脳会議は、徐々に米国との距離を置き始めたことにより、世界分裂・分解の危機を心配する専門家も出てきました。また中国の習近平国家主席が欠席したことでも憶測が飛び交っています。
現在、日経平均株価は4万円前後で足踏みしていますが、日米関税交渉の行方や参院選の結果、関税後の企業の決算発表など相場を大きく左右するイベントが目白押しです。
中小企業も倒産が増加しています。不動産は値上がりしているのに、中小建設業も人手不足による倒産が増えています。
本当に先行き、不透明感は増してきています。
こんなときこそ、日本の底力と気概をもった、国難に立ち向かう強い意志での行動が重要と思います。

腹が減っては戦はできません。
ホテルの食事も充分に……