11月5日(水)は今年最大の満月「スーパームーン」とのことで、前から楽しみにしていたのですが、残念ながら東京は曇りで、観ることができませんでした。
翌日の夜遅く10時少し前に家に帰り窓を開ければ、部屋に冷気が入り込みます。ふっと空を見上げれば十六夜の月が天空高くに、白雲を低空に従えて煌々と輝いています。
見逃した満月を白く輝く小さ目な十六夜の月を見て、心の中に思い描きます。スーパームーンはどんなだっただろうかと。
忙中閑で、先週だけはめずらしくスケジュールが楽だったこともあり、週末には、以前から「おーい 応為」という、葛飾北斎の娘絵師の、映画ポスターを街で見かけてから、どういう訳か気になっていたのでJR両国駅近くにある、「すみだ北斎美術館」に行くことにしました。
両国で下車しますと、この界隈には江戸の昔からの過ぎ去ったものが、形は変われどもその気配や、想像を呼び起こすのに充分な名所旧跡として、数多く両国駅を挟んで徒歩圏内に集まっています。
江戸の風情は現代風には変わりましたが、相撲の国技館をはじめ、日本三大敵討ちの一つ、忠臣蔵の(本所松坂町)吉良邸跡、歴史的人物のお墓が多数ある回向院、江戸東京博物館などなどがあります。
その一角、国技館裏に1本の、それ程広くない通りが、総武線に沿って東に走っていて、それが今、北斎通りと称されています。その通りが江戸時代(南)割下水、と言われた場所に相当しているようで、このあたりが北斎誕生の地で、本所界隈で北斎は生涯を送ったようです。
当時このあたりは、暮れと正月以外は「蚊」がいるような湿地帯で、出戻り娘の「応為(本名はお栄)」
との天才絵師二人が、画材や絵で散らかり放題の、貧乏長屋で暮らしていたようです。その赤貧洗うが如き生活の中から、「富嶽三十六景」に代表される浮世絵の名作を数多く遺しました。改名30回、引っ越し93回とかなり変人でもあったようです。日本一の画家だったのに常に困窮していたようです。
そして、最後の言葉が「あと10年、いや5年でよいから生きさせてくれ、そうすれば真の画工になれる」だそうです。北斎の心の中に思い描いていたのはなんだったのでしょう。





本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます。
さて、現在米国も日本も株高で沸いていますが、一方で貧富の格差が増々広がっているようです。
ニューヨーク連銀が5日発表した家計債務総額は合計18兆5,850億ドル(約2,900兆円)と前年同月から3.6%増加し、過去最高を更新したと言っています。
債務別では、クレジットカードが約1兆2,000億ドル、自動車ローン約1兆6,000億ドル、学生ローンが約1兆6,500億ドルとなり、若年層の延滞増加が目立ち始めているようです。
家計債務の大部分を占める住宅ローンの残高は、約13兆1千億ドルを超えて膨らんでいるようです。物価高や学生ローン返済猶予措置がなくなったことも、家計をより圧迫しているようです。
そんな不満もあってか、米2州の知事選とNY市長選で民主党候補が勝利しました。NY市長選では、民主党候補のゾーラン・マムダニ氏が50%以上の得票率を得ました。家賃規制付アパートの賃貸料引き上げ凍結、市営バス無料化、保育料無償化など、生活対応策を主眼に置き、財源として富裕層・大企業増税を掲げるなどの、政策が有権者者に受け、支持を伸ばしたと見られます。
振り返って日本を見れば米国同様に日経平均株価は上がったものの、資産インフレで持つ者と持たざる者との格差は広がり、高市政権の支持率は日経などによれば、70%以上と高い数字は示すものの、物価高対策や成長戦略に対する期待からであり、経済成長への強化策が待たれます。
また、貧富の差も増々開いているようで、都も相場より20%程安い住宅の供給を始めるようです。
そもそも日本は平成バブル崩壊後(1990年代以降)労働生産性が低く、右肩下がりになっていることが問題となっています。働き方改革による平均労働時間の短縮や、短時間労働者の増加で、それを補ってきた女性や高齢者の労働力の増加も、限界に近づいているようです。
よって経済成長には時間当たりの生産性の向上が、不可欠なことは確かなようです。
それが解っていて、高市総理は「働いて、働いて、働いて、働いて参ります」と、G7の中では最下位の労働生産性を心の中に思い描いていたのかもしれません。
公式 YouTube チャンネル配信のお知らせ
■チャンネル情報
チャンネル名:すぐに役立つ。お金の教室【マリオン公式】
なぜ今、不動産小口化投資が注目されているのか?i-Bondの強みを徹底解説
URL :https://www.youtube.com/@officialchannel1745

本日のボンドランチ
心の中に思い描いていた
つなぎ無し蕎麦粉100%