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昨日は敬老の日、また、老人の日でもありました。敬老の日は、ハッピーマンデー制度がはじまったことで9月15日から同月の第3月曜日へと変更になっています。そして、毎年9月15日は老人の日です。老人福祉法によって定められ、「老人福祉への理解や関心を高めること」、「社会を生きる人々が協力して助け合い、老人が自ら生活の向上を努めること」を目的としています。敬老の日がお祝いであるのに対して、老人の日は啓発を呼びかけるものです。高齢化社会がすすむ時代においては、どちらも大切な日であることはいうまでもありません。9月15日から21日までの1週間は老人週間です。毎年、内閣府のホームページでは、目標とする取り組みなどが紹介されています。
日本の総人口は、今年8月1日現在、1億2330万人です。65歳以上人口は3620万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は29.4%となりました。男女別にみると、男性は1569万人、女性は2051万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.5であり、男性対女性の比率は約3対4です。65歳以上人口のうち、65~74歳(前期高齢者)人口は1502万人で総人口に占める割合は12.2%、75歳以上(後期高齢者)人口は2118万人で総人口に占める割合は17.2%であり、後期高齢者が前期高齢者を上回っています。
65歳以上人口は1950年には総人口の5%に満たなかったものが1970年に7%を超え、1994年には14%を超えました。高齢化率はその後も上昇を続け、今年8月1日現在、前述のとおり、29.4%に達しています。また、15~64歳人口は1995年に8716万人でピークを迎え、その後は減少に転じ、昨年には7373万人と、総人口の59.6%となりました。
一昨年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」における出生中位・死亡中位仮定による推計結果では、日本の総人口は長期の減少過程に入っており、2031年に1億2000万人を下回った後も減少を続け、2056年には1億人を割って9965万人となり、2070年には8700万人になるとされています。
一方で、65歳以上人口は団塊の世代が75歳以上となる今年中には3653万人に達し、増加傾向が続いて2043年に3953万人でピークを迎え、その後は減少に転じる見込みです。総人口が減少するなか、65歳以上が増加することによって高齢化率は上昇を続け、2037年に33.3%となり、国民の3人にひとりが65歳以上となります。2043年以降は65歳以上人口が減少に転じるものの、高齢化率は上昇を続け、2070年には38.7%に達すると推計されています。
さて、昨年度の内閣府の調査によりますと、経済的な暮らし向きについて、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と感じている高齢者は、65~69歳12,7%、70~74歳13.6%、75~79歳16.6%、80~84歳12.4%、85歳以上17.8%となりました。「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」まで含めると、各年齢層とも60%を超えていますが、より充実した老後を過ごしていくためには、若いうちからの準備は欠かせません。弊社の手がける商品・サービスで、そのお手伝いができればと思っています。