2023.07.31社長ブログ

転機

27日、国連のグテレス事務総長は、7月の世界の月間平均気温が、過去最高を更新する見通しになったことで、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」と警告しました。
たしかに、沸騰を感じさせる猛暑です。新疆ウイグル自治区では、52.2℃を観測し、とても人間の住んでいられる気温ではありませんね。
これって温暖化ガスのせいだけなのでしょうか。そればかりでなく、本当は地球の地軸の傾きが変わったのかもしれません。何かの本で読んだことがあります。
どちらにしても、地球気象は、転機にさしかかったようです。

東京はここのところ雨も降らず、真夏日はあたりまえで、猛暑日、酷暑日が続いています。屋外に駐車している、休日は出番のないシャトルバスも直射日光に晒され、きっと室内はサウナ風呂状態でしょうか。
その後ろにある花壇の側に、スズメが一羽チョコチョコと跳ね歩きしています。石が焼けて熱いのでしょう。焼鳥にならなければと心配です。
ですから小生、日中は外に出るのも躊躇します。休日は特にそうで、日中はぐだぐだと空調の効いた部屋の中で新聞を読んだり、TVを観たり、居眠りしたりして、なんとなく中途半端に過ごしています。

夕方、日が傾き日差しがやわらかくなったら、転機とみて活動を始め、休日の期間限定の夜行性に変わるのです。
週末、運動不足はストレッチ・ジムで、トレーナーにおまかせして、あまり自らほとんど努力もなしに解消です。
ジムの帰りに、当社テナントのミニコンビニに立ち寄り、外に出れば、百日紅の花が自重に耐えかねるかのように、コンビニの光に照らし出されて、花をいっぱいに付け頭を垂れています。
この猛暑が快適なのでしょうかね。

この暑い最中の、27、28日の両日にわたり行われた、日銀の金融政策決定会合で、金利上昇に繋がる円安、株高に転機をもたらすようなことが決定され、日銀から公表されました。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

27日の昼過ぎ、日銀の金融政策決定会合の情報を受けて、市場は不意を突かれたように、一時動揺したようです。それまで経済の専門家ですら、YCCの修正はあったとしても、日銀の財務状況から考えて、債務超過には導けないので、微々たるものと考えられていたものが、金利操作の許容範囲を1%まで拡大容認しました。

ここから、様々なことが推定されます。まず、昨年12月末の黒田総裁が国会答弁で長期金利を約0.5%に、0.25%上昇させた時点で、日銀の国債評価損が8.8兆円と答弁しています。それを基に単純計算しても1%で約25兆円の国債評価損を起こします。
日銀の稼ぎ頭ETFの評価益を完全に食い尽くし、日銀が債務超過に陥るとも考えられます。
次に長期金利1%の上昇で企業のPERを1倍程度押し下げ、計算上少なくとも株価2,000円程度の押し下げ圧力になるとエコノミストは云っています。また、1%に上昇すれば、例えば米国との金利差が縮み、円高による企業業績の落ち込みから、一時的かもしれませんが、日経平均は3万円を割り込むとも考えられています。
その後は主要国の中央銀行が、資金の回収に入る中、日銀はバラマキ金融緩和をさらに続け、お金の供給量が増えることから、円安が進み輸入購買力が落ち込み、物価高がさらに進むとも考えられています。
他の要素も微妙にからみますので、実際どうなるかは明日からの市場をしっかりウォッチする他ありません。
しかし、これまでの低金利、為替環境により成り立っていた、株式市場も為替市場も大きく変化することに身構えているのではないでしょうか。
企業もこの環境変化を、国連グテレス事務総長の言い方をすれば、「低金利の時代は終わり、金利のある世界が到来した」と認識せざるを得なくなります。
さあ、転機を迎えました。これからは企業も自社の持っている資源、ノウハウを駆使して、到来する世界でどのような戦略を練るのか大切な時期がやってきたようです。

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8月3日(木)19時開始!(株式会社マリオン)

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         本日のボンドランチ
         昨日は土用の丑の日
       奮発して神楽坂志満金のうなぎ

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