2024.03.25社長ブログ

気掛かり

年は1月、2月には春のような暖かい日が多かったような気がしていたので、このペースだと3月になれば桜の開花も早いのではと思っていました。
しかし先週あたりから毎日のように南岸低気圧に伴う冷たい雨や強い風が吹き、開花予想を日一日と遅らせています。

19日時点では気象情報各社も24日(日)開花で足並みがそろったところでした。
午後になってもまだ開花宣言は出ていないものの、少し気になって市ヶ谷から飯田橋につながる、外濠の小高い桜並木の堤を、枝先に注目しながら歩いていると、ながらスマホの学生とすんでのところでぶつかるところでした。
空を見やれば、花曇りのゆううつそうな雲をバックに、桜の蕾がそれを打破しようと開花準備をしているようです。

日曜日でも卒業式があったのか、袴姿の女性と同窓らしき男性の裏姿は並木道を歩いて駅を目指しているようです。もしここに満開の桜があれば、その花の下を通る姿はきっと絵になったことでしょう。
まだ、一分咲きにもなっていない、多くの枝分かれをした桜の根元の脇では、どんなグループかは知りませんが、車座になって花より団子を楽しんでいます。

今年のように3月半ば過ぎに気温が急降下した時などは、開花時季が足踏み状態で、予定より遅くなり、TVのお天気情報を見ていても、今日が明日、明日が明後日と、観る度に日延べされています。でも、今朝の小雨模様から判断すれば、今日の開花も無さそうです。
このように、桜も今か今かと開花を待つ時が、それこそ花で、開花すればしたで、今度は散らないかが心配となり、気が揉めます。
この先も荒れた天気に見舞われそうで、満開後が一層気がかりとなります。

先週は天候も荒れ模様でしたが、株価も、日銀金融政策決定会合で、マイナス金利解除、YCC(長短金利操作)撤廃、ETFやREITの購入も終了するなどの大規模緩和から脱出し、17年振りの利上げに日銀が踏み切ったからです。
株価はその前の週比1,023円高へと一気に駆け昇りました。
本当にこんなに軽々しくピンポン玉のように跳ね上がってよいのでしょうか。これからも株価高は続くのでしょうか。

東京で満開の期間は桜で一週間と言われます。株価はいかがでしょうか。この先が少し気掛かりとなってきました。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

日経平均株価が3月4日に開花宣言と言うべき史上最高値を更新し、4万円台の大台に乗せたのは、ついこの間のことです。年初からたった2か月で6,600円も株価は上昇しました。
こんなお花見で飲むビールの泡のように、上昇するのはバブルではと思うのですが、TVの経済番組や新聞を読んでも「バブル」を指摘しているものは意外に少ないのです。約30年前のときとは違い、むしろ今回はバブルではないというのが大方の見解です。

その根拠についてはほとんどの専門家が、今回の株価には企業業績の裏付けがあると言われています。
この株高は極めて合理的なバリュエーションであると皆さん口を揃えておっしゃっているのです。
しかしよく考えてみれば業績の裏付けのある株価上昇は「アベノミクス」以来ずっと、企業業績に裏付けられた株高は続いてきていたのに、なぜ今になってピンポン玉のようにたった2ヶ月で6,600円も急上昇するのか、少し不思議に思うのです。

一方アベノミクスによる、日銀の異次元緩和に支えられた、官製相場と言われている日本株には、懐疑的な見方をする個人投資家は相当数いるのではないでしょうか。
最近の新NISAにも現れている現象ですが、世界株式の指数に連動する外国株投資へ個人投資は向かっているような気もします。

現状の株価をどのように捕らえるかは、人それぞれの考えですが、失われた30年を一気に半年や1年で、取り戻そうとしているかのような飛び跳ねた株高が、一週間しか続かない満開の桜の様にならぬよう、未踏の領域に入ったからには、しっかりと地歩を固めて歩んでいってほしいと思います。

それでもこの先、気掛かりな余地がないわけでもありません。よくよく状況を判断して、腹這いになって、ゆっくりと周囲に注意を払って、匍匐前進すべきときかも。

       本日のボンドランチ
     堅い唐揚げで、消化が気掛かり
       (冷えた唐揚げ弁当)

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