2022.06.20

社員ブログ

経済損失は年間15兆円・・・・

本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 明日は夏至。北半球では、昼の時間が一年で最も長くなる日です。国立天文台のホームページによれば、明日の東京の日の出、日の入りの時刻は、それぞれ4時25分、19時00分となっています。冬至の南瓜(かぼちゃ)に比べれば一般的ではないものの、一部の地域では夏至に冬瓜(とうがん)を食べる風習があり、冬という字は含まれていますが、夏の野菜です。水分量が多く、体を冷やしてくれるので、食欲不振や夏バテ防止に一役買ってくれるとか。ほかにも、むくみ、便秘、高血圧の予防などにも効果があるそうです。旬の野菜を食べて、皆様も毎日を健康にお過ごし下さい。

さて、健康に過ごすために必要なもののひとつが睡眠です。しかし残念ながら、日本は世界有数の不眠大国といわれています。現在、その不眠解決の手段として注目されているのがスリープテックです。普段から使う寝具やパジャマを研究して快適な睡眠につなげるだけではなく、データを活用して個人の睡眠に対する意識改革を支援する動きもみられます。

近年、睡眠の質の向上や快適な目覚めを手助けするスリープテックに参入する企業は増えており、枕や布団といった普段の睡眠と関係するような分野から、空調や食品など多岐にわたっています。例えば、寝具メーカー大手の西川が運営する日本睡眠科学研究所は、快適な眠りにつくための床内温度や明るさ、姿勢などを分析し、研究成果は、体圧を分散して快適な睡眠のための寝姿勢を維持するマットレス『エアー』の開発などに生かされています。また、スタートアップ企業のブレインスリープは、一昨年から、通気性を高めた枕のネット販売を開始しました。入眠直後の身体内面の熱を放散させ、睡眠の質を向上させるそうです。クラウドファンディングで試験的に販売を開始したところ、予想以上に反響が大きく、本格的な発売に至りました。

睡眠不足は日本全体の課題となっています。OECD(経済協力開発機構)が直近で算出した日本の平均的な睡眠時間は7時間22分です。加盟国の平均である8時間24分とは1時間以上の差があります。データは15歳から64歳が対象で、社会人に限れば更に短くなるでしょう。睡眠不足による日本の経済損失は年間15兆円にのぼるとの試算もあります。睡眠問題が深刻だからこそ、それを解決できるモノやサービスの需要は他国以上にあるのかもしれません。

モノの分野でいうと、例えば、機能性表示食品ではヤクルト本社が販売する乳酸菌飲料『ヤクルト1000』が人気を集めています。乳酸菌シロタ株に睡眠の質を高める機能があるとされ、昨年から全国展開も開始し、昨年4月~今年3月は前年同期比で2.7倍となる一日当たり114.7万本を販売しました。

もっとも、業界関係者の間では、モノだけでは日本人の睡眠問題を本質的に改善するのは難しいとの声も少なくありません。睡眠は個人差も大きく、単に睡眠改善に効果があるモノを使用するだけでは問題解決に結びつかない可能性があるからです。睡眠問題を抜本的に解決するには、日中や就寝前の過ごし方といった個人の睡眠に対する意識を変える必要があります。モノの供給だけではなく、睡眠に関する知識を高めるようなサービス分野の成長も期待されています。現況では、弊社が関与できるのは快適な居住空間の提供というモノの分野だけですが、まずはそちらに注力して参ります。

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